2011年9月21日水曜日

感想 「ヨコハマトリエンナーレ2011」いってきました


横浜で開催中の
ヨコハマトリエンナーレ2011に行ってきました。


感想は  ・・・  ・・・  ・・・・

基本的には ART iTの批評に同意という感じでした。

運営主体の変更、予算の縮小、震災の影響、、、
4回目の今回に至るまでは、様々ハードルがあったようで
もしかすると、開催するだけで
めいいっぱいだったのかもしれないです。

こまかい点でも
作家の背景や作品の文脈がわかりづらかったり、
公式サイトを見ても、アーティスト紹介は
内容が皆無に近かったりと、やや不親切感もあり、
なんとも歯切れの悪い印象がありました。


横浜美術館から、日本郵船海岸通倉庫へ、、
作品を見て回るなかでも、どことなく妙な違和感が。
それはたぶん作品それぞれのパワーとか個別の問題ではなくって、
今の世の中の状況と今回のテーマ、展示全体のキュレーション
に対する不可解さによるものだと思います。

世の中の社会活動のどこを見ても、
日本では今、震災以前にスルーしてきた価値観が
使用不可能なものになったり、表現を改められたりしている中、
いくら内容の急転向ができないとはいえ
もう少し向かい合った答えが見てみたかった。
いや 実際はきっと非常に悩まれたんだとおもう。

今回は予算上コンパクトな開催となったとはいえ
日本では最大級の現代アートのイベントである以上、
やっぱり、結果は別のものであってほしかったな
というのが希望でした。


作品だけの感想については、
やっぱりクリスチャン・マークレーの「The clock」を
見れたことが よかった。

できれば美術館以外の場所で、また見てみたい。
センスがいい、おしゃれ
というと語弊があるけど、そういう単純な言葉でも語れるくらい
多くの人に興味をもたれ、見られる作品だとおもう。
堅苦しく、「時間」について考えながら見なくてもいいし、
時には考えてみてもいいし。
いろんなシーンが切り貼りされてても、心地よくみれるように
なんか工夫されてたし。

どこかでまた見られるかな。

24時間上映については、
このまえポンピドゥーセンターでもやっていたみたいで
10月にはボストン美術館でも同様に上映するようです。


ART iT クリスチャンマークレー インタビュー

○ヴェネツィアビエンナーレ2011 インタビュー

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