2011年9月2日金曜日
母子像
ほかのことを書こうと思っていたけど
今日も 実はご懐妊されていた人がいた
という話をきいたのもあって
もうちょっと そんなはなしで。
最近は よく美術館にいったりするけど
絵画でも彫刻でも写真でも
母と子がモチーフとなった「母子像」というのは
気がつけば 結構見ている。
それは どれだけ時代をさかのぼっても
ずーー っとあって
人間が何かを創りはじめたころから
いちばん古いモチーフの一つとして存在している。
豊穣を祈っていたころも
宗教がまだ力強かったころも
科学の発展がどれだけ目覚ましくても
生命の誕生は
むかしも いまも 同じように、
神秘で 謎めいている!
まさしく その象徴。
例えば凄いのは縄文時代の土器で、
今まさに産まれようと顔を出した赤ちゃんが
あらわされていたり。
土器であっても 絵画であっても
母と子がそこにいるだけで 独特の何かが成り立ってしまう
パブロ・ピカソ 上村松園
最近ブリヂストン美術館で Kちゃんと
まじまじと眺めた 母子像も なかなかすごかった
オシップ・ザツキン
思わず、 顔をかたむけて 見る。
人間がいつか 自然の原理に則らずに
人間をつくりだしてしまうときが もしも来たとしたら
きっと このモチーフの 神秘性は失われて
ついにおわりを迎えてしまうかも。。 と思ったり
いつか粘土でつくった母子像は
よく見ると 目が かなしげ・・
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